Z250SL試乗ツー

『コレ、欲しい! かっこいい、乗ってみたい』
「明日(月曜日)ナラシがてらちょっと走りに行くけど、乗ってみる?」
ということでちょっと走ってきました。
予報では晴れ・だったのですが、寒気が入っているらしく朝から怪しい雲行きです。
今年に入ってからやたらと悪天候に祟られている月曜日(定休日)。
今回も例外無く祟られてしまいました、茶臼山では雪まで降ってましたから(泣)。
でも、ハーフウェット&時々雨&寒&時々ドライ路面+春の陽ざしのワインディングをZ250SLで走り、試乗もしてもらいました。
試乗の結果は・『うーん、やっぱり今のバイク(Z250)に手を入れてあげようかな・・・』でした。
日帰りからロングまでツーリングのみの使用が主の試乗希望者には私も同感です。
Z250SLが楽しいバイクではないということではありません。
Ninja250SLも同じですが、非常に割り切ったバイクです。
排気量、パワーこそ小さいものの6Rや10Rと同じSSコンセプトで造られたバイクだと思います。
原付バイクと言ってしまっても良いほど小さくて軽い車体に、頑強なKLX250のエンジンをファインチューニングして搭載しているのですから、その走りのレスポンスの良さ、走りの楽しさは容易に想像できると思います。そして実際に走ってみてもまさにその予想した走りそのものです。
振動、エンジン音はワイルドです。スロットルレスポンスも良く足回りも硬め、SL(スーパーライト)な車重と原付並みのホイールベースで、いつもの通りに体を入れたりすると間違いなくオーバーステアで曲がり過ぎてしまう程良く曲がります。調子に乗ると危険ですがタイトな切り返しも瞬速です。
今回の走行距離は260Km(内高速道路約50Km)ほど、ごくごく普通に走った結果の燃費は約34Km/Lでした。
燃費もスーパーライトです。
さて、このZ250SLに乗って『ウヒャー!楽しい!!』とはしゃいでいた試乗希望者がどうして『今のバイク(Z250)でいいかなぁ』という結論になったか。
私には判っていたんですよね(^^;
ツインエンジンのZから単気筒のSLへ乗り換えた時は、SLのその驚異的に軽快な走りにビックリで、ワイルドなサウンドや振動、硬い足回りなんか気にもならなかったのが逆にSLからZへ乗り換えてみると、Z250のなんと快適なことか・静かで滑らかで、それでいてトルクフル!
冗談抜きで、SLで一時間走った後にツインエンジンのZ(やNinja)に乗り換えてみるとめちゃくちゃよく判ります、ツインエンジンのZが高級車に思えます。
こう書くとSLがまるでツインエンジンのZに対して格下の250ccみたいな印象になってしまいそうですがそれは全然違います。
この2台の違いは、例えばツーリングスポーツとスーパースポーツのような違いです。
軽自動車がすれ違えない程度の酷道ワインディング。
前後の動きも大きく乗り心地の良いツインエンジンのZではある程度は安全マージンをとらないといけないところを、自由なラインどり、心地よいレスポンスで思いっきり軽快に駆け抜けられるのはSLです。
兄貴分のSSマシンでは速度も桁違い、走る場所も限られた、そんなリスキーな走りでないと味わえない楽しさを近場の山道で手軽に楽しめるところがSLの魅力だと思います。(あくまでも個人的な嗜好ですが・)
小さめのサーキットを走ることができればそれはもう、気分はスーパーバイクです。(^^)
それと、このバイクを乗り込めば間違いなく上手くなります。
Z250SL、Ninja250SLはそんなバイクです。
スポンサーサイト