Versys(ベルシス)1000

ベルシス1000。
過去、650ccのベルシスも乗った経緯があり、現車を見るまでは全く興味のなかったバイク。
しかし、モーターショーでオプションフル装備の現車を見た瞬間、発注済みだったZX-14Rをその場で取り消してまで買ってしまったバイクです。
先のベルシス(650)に乗っていたために、1000ccのベルシス・と聞いても、自分にはもう一つ合わない650と同じ乗り味を想像してしまっていたわけですが、実車のその風貌からは、650とはかなり違うナニかを直感したのでした。
先日のツーリングで2,000キロを走り、ナラシも終わったベルシス1000.
乗るたびにどんどん楽しくなってきます。
自分の中では、空冷のゼファー750から水冷のZRX1100に乗り換えた時、そしてずっと並列4気筒に乗っていた私がツインのW650に乗り換えたその時のワクワクするような楽しさを感じることのできるバイクです。
絶対的な速さ云々ではなくて、ガタイに似合わない超軽快なハンドリングでその巨大な車体をバンクさせてのコーナリングは豪快で爽快そのもの!
Z1000ベースのエンジンは中低速向きに味付けされているとはいえ1,000ccのパワーは十分すぎるほどで何の不足も感じないし、前回も今回も高速道路からワインディングまでを散々楽しく走り回って20Km/Lの燃費はかなり優秀。
そして、トラクションコントロールやABS、シガライタソケットのオプションなどなど、ZX-14Rと全く同じ最新の電子制御が装備されていながらこの価格。
その最新テクノロジーとこの楽しい乗り味の美味しいトコ取りがなんともお気に入りなのです。
ただ、このバイクはそのデカさ故に乗る人間の体格を選びます。
身長173~4センチの私で、両足の半分弱しか接地しません。
ちょっとグラっときたら結構焦ります(^^;
やはり、想定してる身長が180センチ以上なんでしょう。
185センチの金○さんが乗ったらものすごくサマになっていました。
ちょっとハンドルが遠いけど、超楽ちんなライポジと500キロ走っても全然お尻が痛くならないシート、十分なストロークで良く動くサスペンション。
長距離のライディングはGTRに並ぶ快適さがあって、更には走りの楽しさまでも併せ持つバイクです。
発注済みのパニアケースとトップケース、そしてハンドルガードが揃えば久しぶりの長距離ランも考えてしまうんですが、、、、。
パニアケースとトップボックス・
・だけは来てるのに、
なんでブラケットがいつまでたっても来ないんだよ!
待ち焦がれているだけに完全に一ユーザーとして怒ってるぞ! >>> カワサキさん!
早くリリースしてください!
スポンサーサイト

眩しい新緑、実に美しい紅葉、変化に富む走りやすい路面、そして十分に走り応えのある距離、、、30年も前から季節毎に素晴らしい満足を与えてくれたひるがの林道(勝手にそう呼んでいますが・)。
ついにここも立ち入り禁止の扉で塞がれてしまいそうです。
先週、御母衣湖で釣りをしていたら顔見知りの漁協の監視員が来て話してくれました。
今や皆が知ってしまった林道入り口のダイヤルキーの番号。
今年のGWには相当な入山者があったようで、発電所取水口へのゴミ詰まり、林道内でのパンクレスキュー、山菜の乱獲、、、などなど。
あまりに目に余る行為や地元関係者に対する迷惑な事例が多かったらしく、マグネット式南京錠へ変更する決断をしたとのこと。
国有林だが数年ほど前からは『山野草、山菜の採取を禁止します』という看板も設置されている。
『私たちも釣りやバイクで良く来るんですけどねぇ』
『バイクで迷惑かけるのも多いのですか?』
そう聞くと、『バイクの話は特に出てないけど、とにかくキャンプやバーベキューやってゴミを置いていくのが多くて…』だそうだ。
先日の林道ツーの最中でも、林道の奥の奥、、余程のことでないと入ってこない、そんな場所に一台のハイエースと四駆。
昼食の後片付け中らしかったが、開いている尾張小牧ナンバーのハイエースの中を見ると荷室いっぱいの山菜。
更には急峻な斜面の森の中からカゴを担いだおっさんがガサゴソと降りてくる。
当然カゴの中には山菜がいっぱい。
あの大量の山菜は間違っても自分たちだけで食べて楽しむ量ではない。
金になるなら何でもアリ! そんなアサマシイ光景に見えた。
きっとこんな光景を地元の人たちは何も言えずに見ているんだろうなぁ、と感じた。
また監視員に会ったら、もうちょっと詳しい話を聞いてみようと思う。
我々、バイク乗りがゲート閉鎖のその一因になっていないことを祈りながら。